黒帯やるんじゃなかった!
道場へに行く前と帰宅後は、昔の芦原英幸館長の懐かしい映像を確認することにしています。
習ったことの無い技術や忘れていた技術のヒントが要所に見られ、新たなことを発見したとき
は 改めてサバキの深さに触れて、嬉しくも驚きもあります。
イメージを頭に入れ 道場で何回も何十回も繰り返しながら使いこなせるまで反復稽古して
当てる部位、当る部位、受け流す角度、重心移動、角度、タイミング等をいろいろ変えながら
ヒントをさぐり研究します。
四国修行時代、館長の指導は機転が利くアドバイスが多く 展開もどんどん早く、言葉も技術
もスピーディでした。
稽古中に例え一瞬でも目を離すものだったら「何処見よるん?今の説明で大切なのは蹴り足で
なしに軸足なんよ、そんなことも理解できんでよう黒帯貰ったな?やるんじゃなかった!
お前等が地元に帰ったとき恥掻かせたくないけん、キツクもなるんよ・・・言うことわかる?」
グサッと熱い言葉が胸に刺さり 落ち込む暇もないほど捲くし立てられたことも多々ありました。
熱くなったまま道場へ全員残り、23時弱まで集中的に特別講習していただきました。
特に夏季合宿近くになると特別メニューや課題も増えました。
簡単そうに見えて簡単じゃない動きが大変で脳も身体もフラフラ状態。
メモ取る暇も無く、アパートや寮へ帰ってから大学ノートに要点を書き残すことが如何に
大切だったか、貴重な時間を過ごせたかと今更ながら思います。
鍛練は今更ながら つづく・・・