~ Traditional Karate blog~

田舎での暮らしや思いを書いている老いぼれです。 また、H・李小龍北海道倶楽部・Kと日本IUMAに所属しマニアックなことや技術的鍛錬で人生を楽しむ日々です。 芦原空手(四国修行時代)や日々修行の溜め込んだ秘蔵映像を発信していきます。

私の青春時代の人生を揺るがした・・・

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中には帳簿に名前を記入し無料で入館、閲覧できるのがいいじゃないですか・・・
ウルトラ怪獣に出てくるキャクターにそっくりな本物の標本に圧倒される。

生きた稚魚、幼魚、成魚のチョウザメが泳いでいる。
中には成魚4mものや自然界では8mを超える大物もいる。
寿命は100年物もいるらしい・・・

このチョウザメは私の青春時代の人生を揺るがしたのである。

2年目の松山時代、バイト先で社長夫妻の自宅にお呼ばれし
食パンを2枚ご馳走になった。
「どうだ美味しいだろう?」
腹が減っていたので口一杯に頬張り言葉が出なかった。
下にザラザラジャリジャリした触感だけが感じた。

「実は北海道物産展コーナーも人手が足りないんだ、
これから北海道へ急いで帰っても大変でしょう。
次の人を探しても真面目に働く奴は中々、見つからないから
もう一年か二年ここで頑張ってみないか?」
私の口はもごもごしていて返事は「いや、無理です」と答えたつもりが
「はいや、いいです!」と聞こえたらしい。
社長夫妻は「ありがとう、その気持ち嬉しいわよ」と涙声で握手までされたから、
後一年松山に留まることになった。

次の週、バイト帰り道、珍しく社長さんがお寿司をご馳走すると言う。
チャリンコに乗った二人はルンルン気分で待望の寿司屋ののれんを潜り、
「親父、今日は若い衆に美味い寿司ご馳走するけん」
如何やら、もう一年松山に残す為に念押す作戦だった。

「社長さん、何にいたしますけ?」
「じゃぁ、並み2人前!」と社長さんは語気を強めた。

私には松山に引き止めるのに「並みかい?」
とは言えず、ガテンいかないまま流された・・・腹ペコバカ一代の漫画だ。

先ほどの食パンは、
生ハムにキャビアをたっぷり塗ったご馳走。

キャビア三越松山店の北海道物産コーナー(バイト先)で販売していたが
小さな缶詰にちょっと入って\4500はしていた。
賞味期限が切れるとその社長夫妻は家庭に持ち帰り食べていたのでしょうか?
キャビアの親がチョウザメでこんなにグロテスクとは想像してなかった。