掴まれる、殴られる場合の護身術・・・
先週の空手道場では掴まれた場合の護身術をテーマに稽古しました。
先月の飲み会の席で男性の力で背後から掴まれた場合、
なかなか外すことが出来ないとの会話が気になり、試すことにしました。
松山時代の(芦原英幸)館長稽古で掴まれた場合の捌きを学んだのを
思い出し対人稽古で幾通りかの護身術を学び、一般部、女性や少年部は
真剣に取組みました・・・
ここで紹介する一例は掴まれる場合、或いは殴ってきた場合に対処し
瞬間的に無駄な力を使わずに崩し相手を無抵抗に至るまでの動きです。
①片方の空いた拳で殴られることに要注意じゃけん・・・だが、こういうのもあるんよ。
②館長は片手のみで一瞬で崩しながら蹴りを何度も入れることが出来ます。
③指や腕、頬骨、首を簡単に折る危険なことも可能になります。
④手から放れるまでは無抵抗状態に陥り、手錠をはめることも出来ます。
実際は掴まれるだけでなしに
殴ってきたときも蹴ってきたときも
冷静に判断し動けること。
肝心要は、体の何処の位置を押さえたら崩せるのか?
その部位や押え方を掴む稽古に時間を割きます。
詳細は自分で感じて覚えます。
もちろん、左右両方を稽古し使えなくてはなりません。
実際に時間掛けて対人して研究しなければ理解できない稽古法です。
この稽古法は松山時代、稽古時間を大幅延長してまで取組んでいました。
「通常稽古している基本技は、ただ型のみ身に付けるのでなく、
実際に効果のある技をつくり上げていかなくてはならない・・・」
(塩田剛三の名言~抜粋~)
捌きの追究は続く・・・