~ Traditional Karate blog~

田舎での暮らしや思いを書いている老いぼれです。 また、H・李小龍北海道倶楽部・Kと日本IUMAに所属しマニアックなことや技術的鍛錬で人生を楽しむ日々です。 芦原空手(四国修行時代)や日々修行の溜め込んだ秘蔵映像を発信していきます。

今夜はトコトンやっちゃるけん!



先週は空手の基本稽古に遅れての参加でした。
「基本稽古は一番大切であり最も疲れるのも基本なんよ。手を抜こうとすれば幾らでも出来るが基本は重要じゃけ」と四国修行時代、芦原英幸館長はよく基本の大切さを話されて居りました。
その日は、基本稽古抜きで移動稽古、コンビネーション、ミット、型、崩しの相対稽古、サバキへと稽古しましたが、やはり基本抜きだと動きがしっくりしませんでした。

修行時代は、通常稽古終えたあと、約一時間鏡の前で相当ずれていた自分自身の基本を正すのに何ヶ月も費やしました。気合の入れ方もエイッシャ~!と伸び伸びな気合出すのをセイッ!と短く鋭く発することに変えました。

芦原館長の場合は「イチ、ニッ、サン、ウ-リァッ・・セイッ、ニッ、サン、スィ、ゴ、ロク、シチ、ハチ、クウ、ウリァ・・・」と続きました。号令の掛け方ひとつにも特徴がありコダワリが感じられ、何といってもカッコイイんです。
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基本を正すのにも通常22時10分前には会館を閉めるのですがあるときはヒートアップして全員居残り稽古で23時過ぎまで一人一人の基本をチェックされ熱い熱い御指導受けたことが懐かしいです。褒められた門下生は殆ど居らず、「何で出来ないんよ?お前らおかしいな・・今まで何しよる・・お前らに恥じ掻かせたくないけん、アシハラは厳しく言うんよ、今夜はトコトンやっちゃるけん」と皆の顔が青くなって行くのを見たのでした。
厳しくも嬉しくもその情景は一生忘れません。
やはり、基本稽古に遅れたらいけません。

鍛錬は続く・・・