~ Traditional Karate blog~

田舎での暮らしや思いを書いている老いぼれです。 また、H・李小龍北海道倶楽部・Kと日本IUMAに所属しマニアックなことや技術的鍛錬で人生を楽しむ日々です。 芦原空手(四国修行時代)や日々修行の溜め込んだ秘蔵映像を発信していきます。

エゾ鹿やヒグマを食べると強くなる・・・



昔、第五回オープントーナメント全日本空手道選手権大会に出場した師匠はまだ18才でした。

深川出身のH口さんが出場できなくなり、変わりに師匠が高校生にも関わらず戦いました。

一回戦目、いきなり優勝候補の日大の龍と呼ばれた山崎照朝さんが相手だったそうです。
当時を振り返り、華麗な廻し蹴りからヒザ蹴り貰いながら耐え続け、雲泥の差がありすっかり手加減して戴いたと話されていました。よく映像を見ると最後に整列する山崎選手のひとり前に師匠が見えました。
出場された二宮城光選手がひとつ上で19才だったそうです。

この大会前日、代々木公園で芦原英幸四国支部長と高木薫北海道支部長が会い二宮城光さんと師匠が軽いスパーリングとなり、軽くあしらわれたと云う話を直接師匠から聞いてました。
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四国支部長と北海道支部長が各々の弟子を連れて大会前夜スパーリングさせるなんて、凄いことです。
巷では殺し屋だとか噂が飛び交いましたが、やはり高木 薫支部長は芦原英幸先輩を尊敬していたと云う話は随分、昔から聞いていました。

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私が19才の頃、深川のH口さんの道場へ行ったことがありました。
極真会館深川支部道場開きするので師匠と4~5人で参加でした。
2階のバレエ教室兼空手道場は、手すりや全面鏡張りの立派な道場でした。
みんなで円陣になり基本、移動稽古、ミット稽古、組手稽古で私達が受ける側に廻り、小中学生相手でした。

そのあと、H口さん宅に招かれてジンギスカンならぬエゾ鹿やヒグマの臭く黒く堅い肉を沢山御馳走になり、顎が疲れるほど味わいました。
H口さんは凄く温厚な方でした。
ヒグマを食べると強くなるんだと信じて噛む噛む・・・

鍛錬は続く・・・