~ Traditional Karate blog~

田舎での暮らしや思いを書いている老いぼれです。 また、H・李小龍北海道倶楽部・Kと日本IUMAに所属しマニアックなことや技術的鍛錬で人生を楽しむ日々です。 芦原空手(四国修行時代)や日々修行の溜め込んだ秘蔵映像を発信していきます。

発祥の聖地を守った捌きの達人!

昔、四国の八幡浜というミカン山に囲まれた町の空手道場に行き、稽古を見学させて頂いたことがある。
駅から徒歩で5分ほどの八幡浜神社境内の側に木造の空手道場が建っていた。
 
稽古が始まる直前に許可を頂き道場に入れていただいた。
こじんまりとした道場だったが隅々まで塵ひとつ落ちてなく
30人程の一般部門下生が入りいっぱいになっていた。
休憩中は無駄話も一切せずにシーンと次の稽古が始まるのをしゃがんでつま先立ち態勢になり、次の稽古を待っている門下生の態度が立派だった。
 
基本稽古の最中、師範は手摺でのストレッチをしながら鋭い眼差しでアドバイスしながら前蹴りを幾たびかシュッと空を切る音が響いた。
驚いたのは若者の中に軽く40代50代を超える年代の門下生さんが多く捌きを操る動きに年輪を感じたことだ。
一人だけでなしに二人三人の多人数に対しての捌きをも稽古されていた。
此処には剛柔流や他流派の有段者等が東京から集い、白帯を締め、再入門されいると聞く。
対人稽古では無駄な動きが無く、じっくりとサバキに時間掛けた稽古だった。
 
21:00を廻り、道場主にお礼を述べて帰ろうとした時、遠くからきなさったんじゃけ、喫茶店でも寄らんかの・・・とのお誘いで駅近くの喫茶店で昔のA先生の苦労話しや二宮城光師範との思いでを聴いて感動してしまった。
 
中元師範のもとで捌きを学ばれている門下生さん達が羨ましく感じた。
この衝撃は目を瞑ると昨日のようなことに思い出す。
やはり、サバキ発祥の聖地を守った達人は凄い!
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