達人の足運びと等しい・・・
松山時代の稽古映像を見ていると芦原英幸館長のサバキは
非常に危険な技法を見せると同時にフォローする安全な技法との
2種類の動き方を説明されている。
自分の立つ位置を中心として崩す技法と相手の方へ少し移動しつつ崩す技法、
そして相手と擦れ違いざまに崩す技法の3通りの動き方がある。
他にも横に、縦に、斜めに崩す等の技法は数知れません。
この3番目の崩し方は総本部道場で実際に見て、聞いて、やってみなければ今だ解らなかったと思う。
古い先輩方に食い下がり聞いてやっとの思いで教えて頂いた経緯もある。
また、相手の髪の毛を掴む癖はいつも見ていたが、これも手段と思う。
コントロールするには髪の毛や後襟や帯も掴む。
国技の相撲道でも髪や帯を掴む技法を見せている。
松山時代は芦原館長は自ら、黙って見て盗んで技を学べといった風潮だったので手取り足取りの指導は殆んどなかった。
だから全国から集まった門下生は常に真剣に目を見開き、耳を傾け、芦原館長が実演するサバキの説明が後の人に見えないと思えば、しゃがんで気を配っていたものです。
映像ではステップの投げを説明されているが
足運びの使い方は有名な合気道の達人の足運びと等しく、一切の無駄がない。
捌きを研究できることに感謝・・・