~ Traditional Karate blog~

田舎での暮らしや思いを書いている老いぼれです。 また、H・李小龍北海道倶楽部・Kと日本IUMAに所属しマニアックなことや技術的鍛錬で人生を楽しむ日々です。 芦原空手(四国修行時代)や日々修行の溜め込んだ秘蔵映像を発信していきます。

調子が良くなくても・・・稽古はできる

 
疲れているときや病気や怪我で調子が良くないときは
体を動かさなくても稽古はできます。
 
稽古日は、休むのでなく見るだけで多くのことを学べるのです。

松山時代、バイトに向かう途中、後ろから来た自動車と自転車事故で
体中が打撲で痛く稽古出来ないことが一ヶ月位ありました。

体が自由に動けなくても足を引きずりつつ、道場へ通い
隅の長椅子にやっと腰掛け、見学していると
職員方の指導する中、芦原英幸館長は稽古を見守りながら
何をテーマに道場生に伝えたいのか?
如何に説明すると分かり易いか?
指導方法や稽古法を創意工夫し、道場生の稽古する矛先を
しっかりと決めて指導されてました。
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一例として
①基本的な捌き ②その先の捌き ③その先の先の捌き
そして①+②+③の動きをつなげた捌き。
応用的になるとタイミングや速さ、軸の使い方を意識しないと間に合いません。
基本的、応用的な動き方説明の合間に使っちゃいけない危ない技も
見え隠れしながら説明される声も小さく・・・

その逆パターンの捌きも行い、左右両方でも対応出来る工夫を学びました。
3週間はゆっくり歩いて、道場へ通いこれがリハビリになって全身が少しずつ
柔らかく動きけるように・・・見学三昧。
4週目には白帯締めて稽古に復帰、軽いストレッチと上半身のみ基本から
・・・後半は見学。
稽古後一時間は上半身のみジムで筋力トレーニング。
5週目には上半身と蹴りが腰の高さまで、少しずつ・・・白帯に負ける位のスピードで。
 
帯締めて復帰し道場に立ちましたが芦原館長から
「おっと白帯?外さんね・・・帯はいい、ゆっくり稽古したら、ええんよ!」
その夜は温かいお言葉をいただきました。
 
今夜も捌きの空手稽古です。
 
捌きの追究は続く・・・