~ Traditional Karate blog~

田舎での暮らしや思いを書いている老いぼれです。 また、H・李小龍北海道倶楽部・Kと日本IUMAに所属しマニアックなことや技術的鍛錬で人生を楽しむ日々です。 芦原空手(四国修行時代)や日々修行の溜め込んだ秘蔵映像を発信していきます。

動きの癖を見抜く方法・・・


70人組手のハイライト.mpg

通称70人組手の映像では芦原館長は相手が動く瞬間にどの様に動くかが見えていたと聞きます。
北海道審査会のときもコンビネーションする瞬間から、如何動こうとしよるのが全てわかるんよ!と目の前で言い当てました・・・驚く我達の顔を見ながらニコニコ笑う館長の姿に感動したものです。
その頃から動きの癖を見抜く方法があるのだと感じました。

先日、小さながらも リー・チョン空手道場の昇級審査会を行ないました。
その際は芦原館長が常に行なっていた審査しながら門下生の癖を見抜き、その場で修正する指導法を再現しながら、試みました。
●基本は下半身・立ち方・握り方・頭の先まで見直し、背筋や軸の使い方を修正していきます。
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●時間を掛けながら中心軸・重心の使い方、手首やヒジの角度・回転を説明しながら修正します。 
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●修正する箇処は一人一人必ず声を掛け、門下生に解りやすく、また理屈っぽくならないように説明します。 
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●ときにはオヤジジョークも入れて緊張をほぐし、その瞬間スピード込めた技も飛び出します。褒めることも大切です。
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●最近の子供は体が硬いと云われますが結構、柔らかくなるものです。頭の方も柔らかい努力が必要です。
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●移動稽古の基本も審査の対象です。脚の指先の角度、突きの方向も確認します。 
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●腰の高さを低く床を蹴りながら前進し回転運動で腰をきり拳をインパクトさせるのに気合が入ります。  
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●コンビネーションは級別にバリエーションを変化させています。 
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●勢いもさることながら捌きの継ぎ技や鋭さ・切れ・足運びステップを見ます。 
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●型は級別に変化させて組手の型1~5・実戦の型1・投げの型1~3を審査します。
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●ときには抜粋し、上級者は対人にて一挙動を実際に試します。絵に描いた餅であってはいけません。
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●捌き審査では色帯が黒帯に思い切って全身全霊で挑みます。黒帯の捌きの鍛練です。
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●黒帯は攻めないですが決して気持ちが受身とならない様に注意を払います。
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●他流派経験者も捌きを学びたく、日々鍛練に共に汗流し、審査に挑みます。 
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●女性門下生の方では黒帯にパンチラッシュを浴びせスーッと死角を取ってしまう強者も現われます。
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●黒帯は相手を瞬時にコントロールしてし死角を取り崩します。 
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●中学生以上は黒帯に全身全霊で倒す気持ちで挑みます。 
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●中学生にも捌きを使いこなす成果が現われています。  
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●中学生には捌きを使う機会も与え、審査も行ないます。 
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●小学生以下は試合形式の組手で全身全霊で挑みます。両者にはアドバイスをします。  
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●小学生以下でも捌きを使うポイント制で勝敗を決めます。 
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芦原英幸館長は全国を飛び回り、日本支部の捌きレベルを上達させようと日々努力されていた姿を思い出し、今更ながら感動してしまいました。
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捌きの追究は続く・・・