~ Traditional Karate blog~

田舎での暮らしや思いを書いている老いぼれです。 また、H・李小龍北海道倶楽部・Kと日本IUMAに所属しマニアックなことや技術的鍛錬で人生を楽しむ日々です。 芦原空手(四国修行時代)や日々修行の溜め込んだ秘蔵映像を発信していきます。

黙々と喰らいついて・・・

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松山修行時代、総本部道場で芦原英幸館長が指導する時間は、テンポが凄く早く、まだ頭の中で整理がつかないうちに、次々へ展開するサバキの指導を受けました。
ホワイトボードで、図解しながら相手を後ろ回し蹴りで攻める許容範囲や蹴り込む角度、回転方法、軸の使い方等毎日が勉強でした。
指導が熱くなると、稽古時間も延長して22時半を過ぎることもありました。

道場生は着座して静かにひと言も聴き漏らさないのが当たり前でした。
一人でも聞く態度が悪いと標的になることもしばしば・・・気が許るせません。
それだけ、皆にサバキを伝えようと額から汗をぬぐう芦原館長は本気でした。
本気だからこそ、怒りもジョークも優しさも飛び出しました・・・
機嫌がいいときも、悪いときも職員や先輩、同輩、後輩等は、黙々と喰らいついて稽古したものです。
総本部審査会でサバキのひとコマ!
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芦原英幸館長の前で黒帯を倒すぞ!と大学空手部員はガンガン攻めてきます。
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最初一発目のタイミングを逃すサバキは後手に周ります。

毎回審査会が近づくと黒帯勢はサバキ稽古に集中します。
①ウエイトトレーニングで打たれ強い身体と足腰の強化運動。
②相対稽古では基本的単純な攻めをタイミングで捌く稽古法。
③徐々にスピード乗せた応用的な攻めをタイミングで捌く稽古法。
③突き蹴りのバリエーション的な攻めをタイミングで捌く稽古法。
④得意や不得意な動きを反省し見極め、基本動作に戻る。
⑤受ける気持ちでなしに、常に攻めると云う気持ちで冷静に構える。
そんな繰り返しの道場稽古でした。

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中元憲義師範が主審する総本部職員同士のサバキ審査は見応えでした・・・日頃、仲いい職員同士もつい熱くなり!

「真っ直ぐ下がると危ないんよ・・・熱くなっちょるな、冷静さ失った方が負けるけん」
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芦原館長の的確なアドバイスは、其々が捌くポイントをついたヒントでした。

まだまだ、鍛練は続く・・・