~ Traditional Karate blog~

田舎での暮らしや思いを書いている老いぼれです。 また、H・李小龍北海道倶楽部・Kと日本IUMAに所属しマニアックなことや技術的鍛錬で人生を楽しむ日々です。 芦原空手(四国修行時代)や日々修行の溜め込んだ秘蔵映像を発信していきます。

秋になっちゃった・・・



もう秋になっちゃいました・・・北海道大雪山連邦も白い雪帽子かぶりました。

相変わらず、週末はお仕事と空手稽古疲れが溜まり休養日です。
昨夜は、攻防一体稽古で 年甲斐も無く 熱い汗を流しました。

イメージ 1イメージ 2

松山修行時代は拳や膝サポーター等は使用しないのが常識でした。
素手素足が互いに触れ、如何なるときも痛い感覚に慣れることが必要でした。
そのため、私が稽古する道場ではときにはサポーターを全て外させ、接触する感覚になれさせる稽古も取り入れます。
イメージ 6イメージ 4イメージ 5
  ●受け崩しからカウウターフックへ瞬間的につなぐ指導

イメージ 3イメージ 7
 ●擦れ違い足運びから生まれるパワーを応用する攻め方の指導   ●間接蹴りで崩し方の指導!   

松山時代、特に外国修行生は少しの突きや蹴りが触れただけで耐えられず
簡単に表情や態度に表れてしまい、其処が人間のスキと感じました。
道場の黒帯は表情ひとつ変えることなく、稽古していました。

或る日、松山市役所からの要望で国際交流する都市から来日した交換留学生30名に日本文化を紹介する機会がありました。急遽、芦原カラテが選ばれたのです。
日曜日の午前中、道場へ50名ほど集合、基本やサバキを紹介しながら芦原英幸館長のパンチや蹴りは職員の身体スレスレに空を斬る音が道場中に響きました。
私は一度だけ、ゴボッ!っと鈍い音したのに気付きました。
「あっすまん・・止めるつもりが当っちゃったけん。あとで水で冷やしちょけ」芦原館長は笑っていましたが、職員の表情は少し眉が動いた以外は変えませんでした。

あとでそ~っと職員に尋ねると、芦原館長の見えないパンチが胸に拳一握りは入ってしまい骨折しても倒れる訳にならない、表情に出す訳にならないと語って病院も行かず、ひたすら耐えている姿を思い出します・・・それも試練です。
其処までしなければ総本部職員は勤まりません・・・厳しいものでした。

鍛練は続く・・・