~ Traditional Karate blog~

田舎での暮らしや思いを書いている老いぼれです。 また、H・李小龍北海道倶楽部・Kと日本IUMAに所属しマニアックなことや技術的鍛錬で人生を楽しむ日々です。 芦原空手(四国修行時代)や日々修行の溜め込んだ秘蔵映像を発信していきます。

白帯締めたヤツはクセ者が多いけん・・・



今夜も黒帯勢が居残り稽古でフリー捌きで若者達といい稽古が出来ました。

松山修行時代のことです。
道場へ入ると見掛けない白帯締めた40半ばの方が稽古に入りました。
動きも鋭くシャープな突きや蹴りを繰り出し白帯らしからぬ動きでした。
芦原英幸館長と親しげに会話され「おぃ、久しぶりやの元気だったか?何で白帯締めよるん?まぁ、今日は余り無理せずにやったらええんよ」 

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やがて館長稽古(当時、館長の指導稽古をそう読んでいました)が終わり、自主トレの時間になり仲間とミットやサンドバッグ練習に入り小休止していると色帯の大学生や社会人に声かけ、組手が始まり白帯締めたBさんは小馬鹿にやってる様に見受けました。
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自分より強い者には挑まず、か弱そうな相手を選び強がる方でした。

「オス、其処の先輩?相手お願いします。」
後ろからのBさんの声に応ずると意気なり一発目からワンツーから顔面目掛けて飛びヒザ蹴りが来たのです。
スェーバックで交わし着地した瞬間、ニヤニヤする表情が見え、二発目は逆のステップで飛んで来てました。引き足ステップで交わし密着裏投げで床に捩じ伏せ、寸止めで決めると勢いは何処吹く風か。
何度も何度も立ち上がり五回目には頭を床とヒザに挟み身動き不能にしてゴリゴリしちゃいました。「俺を舐めてるんか?」
「オス、もうええわい」と言い放ち意気消沈。
「おっと、せっかく組手始まったばかりじゃないですか?もう少しやりましょうよ。遠慮しないで私もとことん付き合いますから・・・」30分位オモテナシ続けるとBさんは気力も消耗してフッラフラ・・・御開きとなりました。
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次の日からは生意気な白帯から謙虚な黒帯の姿がありましたが居残り稽古に姿は見せなくなりました。
職員さんが言いました。「あの方は芦原道場時代に通っていた人なんよ。昔から組手が好きでクセモノよ。ちぃとは、反省になったと思うんよ。」
やっぱりなと直感が当たりました。
芦原英幸館長がよく話された言葉です。
『白帯締めたヤツはクセ者が多いけん・・・気つけんと

鍛練は続く。