青春を走り抜け・・・
十代の頃は、週3回空手道場に通い藤原敏男さんのサンドバック打ちに憧れてビデオを何百回も繰り返し見て気合の発し方、突き方、蹴り方を真似したものです。
拳や脛や足の甲の皮が剥がれ、血が滲みながらの稽古は、変な痛みが走りました。当時はビデオや資料等全くなくて藤原敏男さんの映画のワンシーンを見習い稽古したのです。
松山修行時代は、気合を発することを改めシュー、シュッーと息を吐きながら
連続コンビネーションを打てるように改良しました。バックの中心を正確に突くことで
皮が剥けることはなくなりました。
蹴る時の大袈裟な腕の振り方、身体の振れも指摘され、フォーム改良に時を割きました。
芦原英幸館長に苦手な側の突き方、蹴り方を再三注意され、修正する日々が続きました・・・「タタタンスパ~ン!と打つんよ・・それじゃ倒れんけん」「・・・オス」この一言で火が着きました・・・これでいい、もう辞めとは、誰も言いません。
道場閉めるギリギリまで、粘り気が狂ったかのように青春を走り抜けました。
鍛錬は続く・・・