~ Traditional Karate blog~

田舎での暮らしや思いを書いている老いぼれです。 また、H・李小龍北海道倶楽部・Kと日本IUMAに所属しマニアックなことや技術的鍛錬で人生を楽しむ日々です。 芦原空手(四国修行時代)や日々修行の溜め込んだ秘蔵映像を発信していきます。

謙虚さを忘れてはならない・・・



ゴールデンウィーク真っ最中ですが空手道場に通う門下生には休みなどありません・・・先週から旭川空港で深夜作業でしたが日昼は台湾からの観光客でごった返しでした。そんな中でも合間縫って空手稽古に汗流しました。

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相対稽古を繰り返すことで受けから、崩しをより正確に理解する。
相対して使えなければ、其れは絵に書いた餅と等しく、美味しく食べるまで努力することが大切です・・・自ら研究心の有無で成長の伸びは変わります。
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相手の着地点をコントロールし脹脛の接し面からの崩し方を説明しているところ。

先日の審査会では、従来通りでなく、何例か例題を自ら考える機会を作りました。
普段から積み重ね、研究心の有無でテクニックの解釈の違いがはっきりと別れました。

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一例)蹴り足を前に置いた場合、ステップバックから受けながら崩しながら
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後頭部へ蹴りを一瞬で極める技。

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二例)右前蹴り足を後ろに引かれた場合は、近い側の腕や足を狙い下から蹴り
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崩しながら後頭部へ膝蹴りをも入れる技。

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三例)左前蹴り足を後ろに引かれた場合は、近い側の腕や内腿を狙い蹴り
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崩しながら巻込み投げする技。

例題を難なくこなす門下生は、茶帯以上の方でしたが皆さんの成長ぶりを多く見ることが出来て、指導者側の立場として、嬉しく思いました。

松山修行時代、芦原英幸先生は、あまり人前では褒める方では無かったのですが
審査会後のミーティングでは、成長している門下生には、厳しく落とすこともありました。私の九州出身の友人が落とされました。
「あいつは、いい動きしてるんだがもっともっと伸びる見込みある男じゃけん、アシハラはわざと落としたんよ・・・次回の審査では悔しがった分、クソッ~と頑張るけん・・」
数ヵ月後、先生の仰った通り、一層技術に磨きがかかり黒帯を昇段されました。
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芦原先生は、門下生の成長ぶりをしっかり見て居られました。
「アシハラが褒めると直ぐ、のぼせ上がるのが多いんよ・・・謙虚さを忘れてはならない。

鍛錬は続く・・・