腹いっぱいご馳走するけん・・・
この唄を聞くたびに四国修行当時、実家に電話して今は亡きお袋さんの話す言葉が蘇ります。今でも胸が熱くなり、遠く離れた両親のありがたさ、思いを感じました。
正月休み、職員や寮生は実家へ帰省、私はバイト先から芦原會館寮へ帰宅して一人、遅くまで紅白歌合戦を見ていました。
其処へ一本の電話が鳴りました。
「はい、芦原會館寮です」
『おっ芦原だよ。お前、帰らんで、如何したん?一人なら芦原のとこ、来たらええんよ』
「オス、ありがとうございます。帰りたくても旅費が思うように溜まらず・・・実は元旦早朝からバイトがありますので失礼します。ありがとうございます・・オス」と答えると
『ほうね、来年はアシハラ飛躍する年になるけん!正月明けたら腹いっぱいご馳走するけん、じゃよろしく・・・』
そんな驚きの電話は早々と切れたのでした・・・電話切れてから、お腹の虫が泣いて泣いて、近所」の丸温青果で投売りのサイズ規格外の伊予カンネット一袋2~300円お買い得品をコタツの上に並べて我武者羅に食べたのでした・・・甘~くて少しほろ苦く、ビタミン豊富で美味しかった~。
そんな唄を聞く現在は、我が子を心配する立場になっています。
やはり、我が子は遠くへ出してでも苦労させた方がいい・・・
鍛練は続く・・・