~ Traditional Karate blog~

田舎での暮らしや思いを書いている老いぼれです。 また、H・李小龍北海道倶楽部・Kと日本IUMAに所属しマニアックなことや技術的鍛錬で人生を楽しむ日々です。 芦原空手(四国修行時代)や日々修行の溜め込んだ秘蔵映像を発信していきます。

銀婚式ぞなもし・・・



結婚してあれから もう直ぐで25年が経ちます。

銀婚式調べました・・・
結婚記念日の風習は欧米から伝わり、日本では、1894年(明治27年) [ 今から121年前 ] に明治天皇が銀婚式を祝ったのをきっかけに、一般に広まったとされます。

121年前の明治天皇が始まりなんですね・・・立派です。
25年間、子育ても もう少しで終え 其れまでの嫁さんとの歩んだ苦労はいい時も悪い時も乗り超えて来られたのは感謝のひと言しかありません。

私は、職場でも家庭内でもすっかり中村主水になってしまいました。
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ひと肌脱いで誕生石のネックレスを西の都、京都の老舗に慌てて注文しました。

四国修行時代、三越松山店の地下1階で私はバイトしてました。
北海道専門店コーナーで道内産の一流品を販売です。
道産の小豆や大豆、夕張メロンパン、西山製麺、王子製の鮭フレーク、王子製キャビア、王子製イクラタコ足燻等高級品です。
私の仕事の殆どがキングサーモンやシルバーサーモン、紅鮭、時鮭、秋鮭、アトランテックサーモン等の店頭での包丁サバキがメインでした。
昼間は7種類の包丁を研ぎながらサバキ夜は道場で空手サバキ
「いらっしゃい、いらっしゃい、いらっしゃいませ!お客様、紅鮭キングサーモンが切れました・・本日のお買い得です」そんなダミ声張り上げて包丁との格闘でした。
芦原英幸館長の奥さんもちょくちょく来られて「あの美味しそうな紅鮭くださいな。
ありがとう」と娘さんと二人で仲良く買物されて居られました。
そんなバイトの泣き無しで買わされた誕生石のネックレスは、それはそれは高価でした。ご飯が半月ほど食べられなくなる位の贅沢品でしたが、嫁さん候補は一か月余りで何処かに落とし無くしてしまいました。
あの頃は、バイト先の仲間から帰り際に売れ残りのオコワやお弁当をタダで分けて頂きました。嫁さん候補の方は毎日手作りお弁当を作ってくれました。
昼食時間に社員食堂で隠れるようにお弁当を食べていると周りにオバチャンやオッチャンが群がり、からかいの言葉を浴びました。
「今日も手作りお弁当かね?つくしお弁当なん・・ほうよ、松山ではつくし食べよんよ。あんたは、ええ嫁さん捕まえたんね、伊予の人間は困った人を助け優しんよ。
伊予の嫁さんを大切に・・・ぞなもし。(ぞなもしは言わなかったです) 」
それで食べることは、なんとかなったのです。
あの無くした誕生石(アメジスト)のことは暫く頭から離れたことは無かったのでした。
あれから27年ほど経ちますが、あのネックレスを蘇らせたいと考える初老の私でした。
思えば、松山では、全国でも指折り大きな三越だったんですね。
人生は何処で何が起きるかわかりません。
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明日の夜は、珍しく早く帰宅してアラン・ドロンな顔で銀婚式を迎えたい。
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人生の鍛錬は続く・・・