~ Traditional Karate blog~

田舎での暮らしや思いを書いている老いぼれです。 また、H・李小龍北海道倶楽部・Kと日本IUMAに所属しマニアックなことや技術的鍛錬で人生を楽しむ日々です。 芦原空手(四国修行時代)や日々修行の溜め込んだ秘蔵映像を発信していきます。

黒いカバン・・・ドキドキ



今夜は事務所の歓送迎会に出席でして空手稽古は他の者に任せて夜の繁華街へ出かけました。
旭川の新華桜という中華料理老舗でたっぷりこってり胸が焼けない程度、ご馳走にありつきました。
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汗も流してなく、少し体調がお疲れ気味でして、ビアや紹興酒は遠慮して烏龍茶で耐え切りました・・・
少しばかり腹3分目で帰宅途中、旨そうな焼き鳥を数本買いました。
少し走り交差点で信号待ちしていると前の軽トラのリアドアが半開き状態・・・
はしり出して荷台の上から中型の黒いカバンがアスファルトへ転がり落ちました。
青信号で軽トラはドンドン走って行きます、私はパッシングしながら発進できません。
後ろのベンツがゴンゴンとクラクション鳴りっぱなし・・・頭に来てドアを開け笑顔で頭下げ前へ誘導させました。黒いカバンを拾い、遠くを見ると、ようやく軽トラが停止しました。青信号になるのが待ち通しく・・・追いついて運転席に近づきましたが運転手さんが居ませんでした。
黒いカバン持って100mほど暗い歩道を徒歩で向かうと泉谷しげる似の親爺さんがキョロキョロしてました。
「軽トラの運転手さんですか?リアドアからこのカバン落ちて来ましたよ・・」
「や~世の中、いい人いるもんだな!ありがと!」背中が少し曲がった癖のある親爺さんの笑顔がありました。
「まぁ、何事も自分に帰って来るから、悪いことできませんって」
「そりゃ、そうだべや」お互い笑いながら軽トラに向い、ゴソゴソしながら手から何か戴きました。
「毒は入ってないから食べてや・・ありがと!」
ドアを閉めてタッパを見ると焼き鳥5本でした・・・さっき買ったばかりだっちゅうの。
それで気持ち良く家路に着きました。
交差点付近では小さなお祭りの出店が並んでいました・・・おそらく焼き鳥の店主が出店の売り上げ金と食材を持ち帰る途中だったのです。
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鍛錬ときどき黒いカバンにドキドキ・・・