英霊達は、今の日本に何を思ったか
8月15日 終戦記念日の深夜。
静まり返った東京駅のホームに、ダイヤには記されていない1台の軍用列車が到着した。
そこに乗っていたのは、六十余年前のあの戦争中、南の海で玉砕し、そのまま海に沈んだ英霊達。
六十余年ぶりに歸國した英霊たちは、今の日本に何を思ったか。―――――
静まり返った東京駅のホームに、ダイヤには記されていない1台の軍用列車が到着した。
そこに乗っていたのは、六十余年前のあの戦争中、南の海で玉砕し、そのまま海に沈んだ英霊達。
六十余年ぶりに歸國した英霊たちは、今の日本に何を思ったか。―――――
私は亡くなった祖母から22歳の若さで遠い南の海で戦死した弟のことを幼い頃から
よく聞かされ育ちました。
昭和20年4月、遠い国で日本の為、家族の為に戦い海の底で眠れない英霊達。
現実に紙切れ一枚しか帰っていません。
現実に紙切れ一枚しか帰っていません。
人は二度死ぬという言葉があると言います。
一度目は肉体的に死んだとき、二度目は誰からも忘れ去られたとき。
一度目は肉体的に死んだとき、二度目は誰からも忘れ去られたとき。
豊かになった日本を見たい為に故国日本を見たときの嘆きは
私達の贅沢な暮らし、心通わなくなった生き様を深く考える機会になりました。
頭をズドーンと深くえぐられたか撃たれた気持ちになり震える気持ちのまま帰宅し、
仏間に入ると直ぐに戦死した御先祖さまの遺影を見上げ線香を焚き手を合せました。
戦争に赴いた御先祖様のお陰で私達は貧しくとも幸せに暮らせていることに気づきました。
戦争に赴いた御先祖様のお陰で私達は貧しくとも幸せに暮らせていることに気づきました。
日本人は現代も海に沈み、帰国出来ない英霊達を忘れてはいけませんね。