~ Traditional Karate blog~

田舎での暮らしや思いを書いている老いぼれです。 また、H・李小龍北海道倶楽部・Kと日本IUMAに所属しマニアックなことや技術的鍛錬で人生を楽しむ日々です。 芦原空手(四国修行時代)や日々修行の溜め込んだ秘蔵映像を発信していきます。

号令ひとつでもこだわりあり・・・


Ashihara Karate
昨夜はお仕事の会議が入り、少し遅れて道場へ入りました。
先に黒帯指導員方が基本稽古を進めている中、静かに道衣に着替え
ストレッチしながら、門下生の動きをチェックし、成長振ぶりを観ました。
基本の号令の掛け方ひとつにしてもただ、大声で怒鳴るような、また静か過ぎる
号令では稽古のリズムが保てません。
リズムを徐々にアップさせ、道場内の雰囲気を引っ張って行く感じにならなくては
なりません。
松山時代、号令の掛け方ひとつに於いてでも芦原先生はこだわりがありました。
最初はゆっくりと徐々にリズムを速く、様々な年代の門下生の顔色、息使いを
見てコントロールしていたものです。
ときには道場の号令と気合のリズムが狂うと急遽、職員方が呼ばれ注意を受けます。
あるときは号令を掛ける黒帯、茶帯が交代させられる場面もしょっちゅうでした。
私も最初は、基本号令最中に怒られて、交代することも度々・・・
暫く経って号令のリズムも乗り出し、道場へ指導に顔出された芦原先生が
道場内の後ろをグルッと様子観ながら雰囲気のリズムを確かめてました。
その場では何も仰りませんでしたが稽古後、道場近くの馬伊予(ウマイヨ)という名の
安い店で食事していると職員の方から〇〇さん、号令のリズムが上手くなった!と館長が褒めとったんよ!と耳にしました・・・喉が詰まるほど凄く嬉しい気持ちでした。
滅多に褒められることは先ずない厳しい時代でした・・・

今夜は空手稽古休憩中、松山時代の話に耳を傾ける若者達にリズムの取り方を
説明しました。
      芦原先生の捌きの一例
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そんなこんなで道場では突きや蹴りを
ベルトラインまで忠実に崩す反復稽古を重点的に汗流しました。
汗流すだけで余計な話は要りません・・・





①突きや武器を擦れ擦れにラインステップしながら
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②密着同時に3種類のヒザ蹴りで腰の高さに崩しながら
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引き足のパワーを利用して更に勢い付かせ
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④一瞬で床に落としていく
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⑤ランニングキックで狙いヒェ~!と悲鳴が出るけん!
捌きの鍛練は続く・・・