兄ちゃん、芦原先生の生徒なん?
四国修行時代、まだ寮生になる前でした。
南江戸町のボロアパートに住んでいた頃、歩いて2分近所の床屋さんへ伸びた頭髪
をチョッキンチョッキンしに初めて入りました。
床屋の親父さんが「お客さん、芦原先生の生徒なん?今でも先生、道場で指導され
よりますか?」
「押忍、全国飛び回ってなかなか忙しいなか指導されて居ります。館長とお知り合い
ですか?」
「昔、この界隈にお弟子さんと飲みに来られたり 散髪にようけ来んさったんよ、図体
の大柄なギョロッとした眼つきの刑事さんと一緒に何やら空手や武器の話ばっかりし
よったわい。最初はどちらも危ない顔して怖かったけん。日焼けた芦原先生が懐か
しいの~ほうね、まだ空手やりよりますか。」
「兄ちゃん、何処から来んさった?」
「北海道の田舎です・・押忍」
「ほう~北海道ね、昔から遥々県外から来よる生徒さんは多いけ・・兄ちゃんもバイト
と空手頑張って、髪伸びたら またいらっしゃいな。」
![イメージ 1](https://cdn-ak.f.st-hatena.com/images/fotolife/H/Hokubuken/20191111/20191111023243.jpg)
そんな芦原英幸館長が座った同じ椅子に腰掛て当時の懐かしい話を聞きながら短く
チョッキンして頂きました。