~ Traditional Karate blog~

田舎での暮らしや思いを書いている老いぼれです。 また、H・李小龍北海道倶楽部・Kと日本IUMAに所属しマニアックなことや技術的鍛錬で人生を楽しむ日々です。 芦原空手(四国修行時代)や日々修行の溜め込んだ秘蔵映像を発信していきます。

汚しゃらいな~



懐かしい愛媛大学空手道部の映像を見つけました。
今の指導法を少しですが見れます。

四国修行時代に通って来た空手道部員の空手衣は不潔で、破れもあり、カビだらけ、汗だらけで異様な悪臭が漂っていました。
もし 空手衣の襟袖を掴んだものならば爪や指や腕にはカビ臭さが拭い切れませんでした。髪型は角刈りでゴツゴツした鋭い猛者ばかり。

映像で見るような現在の綺麗な姿とは随分掛け離れているなと感じました。
学生さんも頑張って下さいね・・・

当時は部員も50~60人の元気ある者ばかり通い、一般部合わせると80~90人位が道場狭しとギシギシ状態でした。
毎日稽古している大学生とバイトしながら週に何回か通う一般道場生は、ほどよく稽古していました。
一番元気が昇り調子な学生さんはガチガチに狙い済まして飛びかかって来るのが常でしたのでいい練習台でした。故に油断は一切出来ませんでした。
空手部が来ると2階の更衣室が満室で埋まり、着替えるのも外の階段だったこともありました。そんな日は、決まって館長稽古がありました。

ストレッチが進み、基本稽古最中には道場のドアがスーっと開いて道衣姿の館長がヌーっと入って来ます。
オス・オス・オス!・・・と道場中にこだまがします。
「今日は、何処の大学?よしゃ~・・隣を蹴らんようにやらんと・・お前ら、なんだその髪とヒゲ、汚しゃらいな~下行って空手衣買わんけん爪切って来んけん
そんな呆れた一言で芦原英幸館長稽古は、始まりました。
貪欲な空手部は、館長の前でいい処見せようと調子に乗ってバンバンやって来るので黒帯にとっては、多少叩いても蹴っても何度も立ち上がり いい稽古が出来たものです。

イメージ 1イメージ 2
 死角からの攻めを指導される館長              崩しから膝蹴りへ繋ぐ動き

そんな昔を思い出しながら、昨夜はロ-キックをヒザブロックから膝蹴り切り返しの膝蹴り、肘打ちを2パターン稽古しました。
切り返しの技術は本やビデオでも紹介されてなく、説明は省きますがゆっくりした動きと速い動きを何度も繰り返します。

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  ヒザ蹴りの応用テクニックされる館長

その後は騎馬立ちから両腕を上げ、前スライドと制圧で①のラインからの廻し蹴りと前スライドと制圧で②のラインからの廻し蹴りの移動稽古繰り返し。
そして組手構えからで対人実戦稽古の繰り返し。

相手の袖を正しく掴むコツ、膝上へやボディへの正確なストッピング、ヒジ打ちのバリエーションを稽古してみました。

最近、サバキを学びたいと他流派道場と合同稽古する機会がありますがいい交流が出来ればと思います。
月一回は、捌道(サバキミチ)研究会として黒帯中心の時間を設けていますが見学や体験は一切行っていません。

鍛錬はいい刺激持ちつつ、続く・・・